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  • 2013.02.12 Tuesday
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ぐるりのこと  ☆☆☆☆★

                
『そばにいてほしい人は誰かを考えさせられる映画』

ぐるりのこと。


ストーリー:1993年、何事にもきちょうめんな妻の翔子(木村多江)と法廷画家の夫カナオ(リリー・フランキー)は、子どもを授かった幸せをかみしめていた。どこにでもいるような幸せな夫婦だったが、あるとき子どもを亡くしてしまい、その悲しみから翔子は心を病んでしまう。そんな翔子をカナオは温かく支え続け、2人の生活は少しずつ平穏を取り戻してゆく。


性格の違う夫婦が悲劇に見舞われる。悲しみに打ちひしがれ、ぼろぼろになりながらも肩寄せ合い歩いていく夫婦の物語。映画全体を通して、会話やシーンが本当に日常のひとコマひとコマを切り取ったかのように感じられるれ非常に自然体の台詞や演技が光っている。自然だからこそ笑えるシーンも数多くある。

映画全体は90年代の世相を表す事件の法廷のシーンと日常が交互に入るのだが、このコントラストが観客を引き込み、飽きさせない。

世の中はどんどん暗くなっていく中、夫婦はどういった答えをだし生きていくのか。内容としては重いが見ている側にそれを押し付けない作りになっており、20代後半より上の女性には本当に涙させられる映画かもしれない。

夫婦で見に行くことをおすすめする。

おすすめ映画批評.comの採点・・・75点



JUGEMテーマ:映画

 

手紙 ☆☆☆★★

                
『付き合う人を考え直そうと考えさせてくれる映画』
 
手紙

 

ストーリー:直貴(山田孝之)の兄(玉山鉄二)は、弟の学費欲しさに盗みに入った屋敷で誤って人を殺し服役中だった。大学進学もあきらめ、工場で働く直貴の夢は幼なじみの祐輔(尾上寛之)とお笑いでプロになることだったが、毎月刑務所から届く兄の手紙が彼を現実に引き戻す。そんな彼を食堂で働く由美子(沢尻エリカ)が見ていて……。



東野圭吾作の小説が原作となっている映画だが、知名度としては『容疑者Xの献身』始めほかの作品に比べると低いという印象だった。小説としての原作の出来が非常に良いという印象だったので、複雑な気持ちで映画を観たが、案の定という感じだった。

簡単にいうと犯罪者の兄を持った主人公が、偏見や差別とどう生きていくかという話なのだが、登場人物が、山田孝之、沢尻エリカ、玉山鉄二となるとどうも感情移入できない。

話としては良くできているのだが、静かなストーリーの中で余韻や間を楽しむはずの作品という感じがするので、映画として見るには物足りなさを感じてしまう。小説をなんでも映画にすれば良いというわけではない典型例かもしれない。

全体を通してそれなりに楽しめるし、俳優陣の演技も見事だ。特にこの作品の為に頭を丸めた玉山鉄二のあるシーンには涙を誘われる。しかし、映画として観ると、物語全体の良さが伝わりにくかった感は否めない。

観るのであれば小説を読んだ方が楽しめることは間違いない。

映画批評.comの採点・・・55点

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イキガミ ☆☆☆☆☆

                
 『久しぶりに号泣した映画』

イキガミ

ストーリー:「国家繁栄維持法」で千人に一人の確率で選ばれた18歳から24歳の若者の命が奪われる世界で、厚生保健省の国家公務員・藤本賢吾(松田翔太)は、死亡予告証、通称“逝紙(イキガミ)”を死亡者に配達する仕事をしていた。しかし、死亡する人間の最期の輝きを目の当たりにした彼は、説明しがたい葛藤(かっとう)に苦しみ始める。(シネマトゥデイ)

最近は原作モノとくにマンガの原作モノが多い映画業界だが、原作を越えることは難しい。映画を観終わった後決まって「原作の方が良かった〜」なんて言葉を耳にするがそんなことは当たり前だ。

イキガミは原作を越えたかどうかはわからないが映画としての完成度は極めて高い。原作は短編集の様な作りになっているため、本作ににおいても幾つかのストーリーが組み込まれている。ひとつずつのストーリー自体にも重みがあるため、映画を何本か見たようなお得感も感じられる。

一見、無茶苦茶な設定に見える作品の舞台も極めて上手く表現されており、現実感を増してくれる。

私は映画館を含め2度観たが(途中原作を読み)いずれも同じ場所で泣いてしまった。

知人何人かに勧めたが、今のところ泣く率は相当高い。

娯楽としても、お涙頂戴としても非常に満足いく映画だ。

最近のベスト邦画で間違いない。

おすすめ映画批評.comの採点・・・
95点

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グラン・トリノ / GRAN TORINO ☆☆☆☆★

                
『年寄の話を聞こうと思わせてくれる映画』



ストーリー:妻に先立たれ、息子たちとも疎遠な元軍人のウォルト(クリント・イーストウッド)は、自動車工の仕事を引退して以来単調な生活を送っていた。そんなある日、愛車グラン・トリノが盗まれそうになったことをきっかけに、アジア系移民の少年タオ(ビー・ヴァン)と知り合う。やがて二人の間に芽生えた友情は、それぞれの人生を大きく変えていく。(シネマトゥデイ)

クリント・イーストウッド監督作品は期待を裏切られることもあるのだが、グラン・トリノは傑作と言えるだろう。かつてアメリカを支えてきた朝鮮戦争から帰還した老人は家族から疎んじられるやっかいな年寄になり下がってしまったという設定なわけだが、正しく現代のアメリカを象徴している。

人種しかり、職業しかり、セリフやシーンの節々にも時代の流れ、ある意味古きアメリカが感じられ、それをイーストウッドがやることに哀愁というか非常に意味深く感じる。

ストーリー自体はシンプルで特に際立ったものはないが、見ていて笑えるところも多く、心の中をくすぐられるような味わい深い映画で、筋がどうというか感じる映画。

おすすめ映画批評.comの採点・・・80点





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スラムドッグ$ミリオネア/SLUMDOG MILLIONAIRE ☆☆☆☆☆

                
『そりゃ文句なしに今年のアカデミー獲るわ』



テレビ番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、賞金を獲得したジャマール(デヴ・パテル)だったが、インドのスラム街で育った少年が正解を知るはずがないと不正を疑われ逮捕される。ジャマールになぜこれほどの知識があり、この番組に出演するに至ったのか。警察の尋問によって、真実が明らかになっていく。(シネマトゥデイ)


『トレインスポッティング』『28週後…』の鬼才ダニー・ボイル監督の最新作。アカデミー賞を今年最多8部門受賞したことでも注目を浴びた。

舞台は日本でもおなじみの『クイズ・ミリオネア』

正解すると賞金が加算されていくクイズ番組だが、インドのスラム育ちの青年が次々に難問を解いていく。真っ当な教育も受けていない彼がどうして難問に答えられてのか・・・。その答えを、彼の過酷な人生の生い立ちと共に振り返っていくというもの。

クイズ番組に出演しているシーンと生い立ちの過去シーンとの繰り返しで動いていくストーリーが観客を飽きさせず、ストーリーに引き込んでくれる。又、目を背けたくなるほどの貧困や過酷な過去の生い立ちと穏やかな現在を交互に見せることによって、息苦しくなく全体を見ることができる。

ストーリー全体のバランスも良く、音楽、独特の世界観もある。

単純そうに見えるが、振り返ると奥深い王道、そんなおすすめ作品だ。

おすすめ映画批評.comの採点・・・85点


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