ストーリー:いじめられっ子からも無視される孤独なジョンは、クリスマスプレゼントとして贈られたテディベアと友人になれるように祈る。彼の願いが通じたのか、テディベアに魂が宿り、ジョンにとって唯一無二の親友テッドとなる。それから27年の月日が経ち、中年となっても親友同士であるジョン(マーク・ウォールバーグ)とテッド。一緒にソファでくつろいでは、マリファナをくゆらし、映画を楽しんでいる彼らにジョンの恋人ロリー(ミラ・クニス)はあきれ気味。ジョンに、自分とテッドのどちらかを選べと迫る。(シネマトゥデイ)
クマのぬいぐるみが下ネタを言いまくる映画なんだが、おそらく多くの人が期待を裏切られたに違いない。
映画を見に行ってCMやトレーラーを超えられないというのはよくある話だが、まさにテッドがこれにあたる。CMのGRPが多かった分、認知が上がり見に行きたいという声が私の周りでも多かったので出足は好調だったに違いないのだが、おそらく評判は良くないだろう。面白いシーンはCMに凝縮されているといってもいいほどだ。
笑えるシーンはそれなりにあるのだが、全体としてのまとまりが弱くテッド以外のキャラもたっていない。また、後半のフラッシュゴードン押しが一般人には分かりにくい。アメリカでは大ウケかもしれないがフラッシュゴードンの下りで笑っている人は私が見た映画館では皆無だった。
サブカル好きのB級映画ならそれなりの売り方をして欲しいのだが、グッズを売る意味でもマーケティングは上手くいって代理店はウハウハなのだろう
映画批評.comの採点・・・40点
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ストーリー:2009年、リムジン運転手のジャクソン・カーティス(ジョン・キューザック)は、子どもたちとの旅行を楽しんでいた。ところが、偶然湖底に沈む巨大な研究施設を発見し、地球が滅亡に向かっていることを知る。この危機から逃れる手はないものかと模索するジャクソンだったが、すでに天災は地球上の至るところで起こり始め……。(シネマトゥデイ)
「デイ・アフター・トゥモロー」(04)、「インデペンデンス・デイ」(96)のローランド・エメリッヒ監督の最新作
毎回ド派手でな規模のCGで地球崩壊とそれに立ち向かう家族愛を見せてくれるエメリッヒ監督だが、今回もエメリッヒ好きにはたまらない作品となっている。
宇宙人襲来、氷河期の到来の次は太陽系の惑星が一列に並ぶことによって起こる、地殻変動だ。これとマヤ文明の終末を紐づけるというノストラダムスも真っ青な内容だが、これが非現実とかはどうでもよい。
やりきったエメリッヒの潔さに感服する。
これでディザスタームービーは最後にする(2012年で地球が崩壊するから?)と言っているエメリッヒだが、こういう映画を作る監督は映画業界にはなくてはならない。例えば製作費200億で600億回収とかこういう規模の映画を見て幼い子供はわくわくドキドキするのだ。
CGに関しては本当にすごい。観賞中「おおお〜!」と言っている人が何人もいた。
途中のヒューマンドラマや主人公のスーパーマンっぷりは相変わらずだが、そこはエメリッヒ作品として笑って見る必要がある。中途半端に映画に詳しい人間ほど、非現実的だ。ドラマがチープだ。などと口にするが、そんなもの見る前から分かっている話だ。
何も考えず遊園地のアトラクションと思って行けば楽しめるし、皮肉を読み取っていけば、今までのディザスタームービーとは少し趣向が違うというのも分かるだろう。
面白い面白くない以前にDVDで観る映画ではないので是非映画館での観賞をおすすめする。
これに1800円払って文句を言うのなら他に何に払えるのかが疑問だ
映画批評.comの採点・・・75点
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この映画が面白いのは単純に痛い演出もさることながら、現実的にはありえないような設定を非常に感情移入して見られるということだ。女性よりも男性、東洋人より西洋人、ヨーロピアンよりアメリカ人は特に感情移入して見られるのでアメリカ人の白人男性の恐怖は相当だろう。
そして話の展開が読めない。特に映画をよく知っている人は梯子を外されるようなできごとがあり良い意味で予想外の展開で恐怖が増すことになる。
さらにこの映画のすごいところは見終わった後の爽やかさだ。あれだけ気持ち悪いものを見せられて後を引かない。そして終盤以降はタランティーノ色全快でにんまりとさせてくれる。
R-18でかなり刺激の強い映画なので、苦手な人にはおすすめしないが、見終わった後になかなかの満足感を得られる映画。
安易に見てはいけないがおすすめだ。
おすすめ映画批評の採点・・・90点
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ストーリー:ウェンディ(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)は、高校の卒業イベントでアミューズメント・パークを訪れた。ジェットコースターに乗り込んだ彼女は、乗っているジェットコースターが事故でクラッシュする予知夢を見てパニックになる。隣に座っていた友人のケヴィン(ライアン・メリマン)とともに乗車を拒否した後、実際に事故が起きて乗客全員が死亡した。
『ファイナル・デスティネーション』(2000)、『デッドコースター』(2003)に続くシリーズ第3弾
主人公が事故を予知することで事故を免れるが、事故を免れた友人たちも死の魔の手から逃れられず次々と死んでいく、主人公はそれを助けながら自らも助かるのか?!というストーリー。
残酷に死ぬシーンは通常では「ん?今どうなった?」のような演出でごまかすことが多いのだが、このファイナル・デスティネーションシリーズはその部分を最新CGではっきりと見せてくれる。軽い気持ちで見ると妙に感心と驚きを与えられる
予算が増えてきていることもあり、死に方の凝り方が半端なくなってきているが、パワーは2作目に比べて劣っているというのが大方の評価だ。今回は正直ある程度死の瞬間が読めてしまう。ドミノ倒しのようにひとつが崩れることによって死が近づいてきてぐちゃっ。正直面白くて爆笑してしまうが、心臓の弱い人には本当にお勧めしない。
要するに何かが突き刺さったり、潰れたりするシーンが多いのだ。
但し、現実感はあまりないというのが正直なところで、見終わったら夢に出てくるとか、怖くて外に出られなくなるとかそういった精神的ダメージは少ない映画なのでその点安心だ。
文字通りジェットコースターやお化け屋敷の感覚で楽しめる映画
おすすめ映画批評の採点・・・65点
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「どこで泣けるかで犬好き度が分かる映画」
ストーリー:アメリカで人気のテレビショーに出演中のスター犬、ボルト。ある日、ハリウッドのスタジオからニューヨークに運ばれる途中、迷子になってしまった彼は、アメリカ横断の旅を余儀なくされる。しかしテレビショーの中で発揮する、数々のスーパーパワーを自分のものだと信じて疑わないボルトは……。(シネマトゥデイ)
自分の能力を本物だと思い込んでいるタレント犬の話。簡単に言えば犬版トゥルーマン・ショーなんだが、真実を知らないまま健気に生きる犬という設定だけで犬好きにとっては切ない。
要するにボルトは人間の都合で自分が本物のヒーローだと思わされている裸の王様なわけだが、ひょんなことから外の世界に飛び出したボルトは現実を思い知らされる。
メインストーリーの「真実を知っても尚、自分の思いを貫けるか」だけでなく、ちょっとしたシーンで見せるそして犬がするふとした仕草が微笑ましくも涙を誘う。
ピクサーのジョン・ラセターとディズニーの合わせ技がピクサー好きにもディズニー好きにも満足のいくキャラクターづくりを作りあげてる。
冒頭のアクションシーンは大人でもわくわくさせてくれる。さすがディズニー&ピクサーだ。
犬好きもそうでない人も楽しめること間違いなし。
映画として文句なしのベストアニメ
間違いなくおすすめの1本だ。
おすすめ映画批評の採点・・・96点
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ストーリー:オートボットとの壮絶な戦いの末に敗北したディセプティコンが、新たな仲間を率い、より凶悪になって復活。ディセプティコンの新たな侵略計画は、現存するオートボットたちの総力をはるかに上回る巨大なトランスフォーマー、“デヴァステーター”やメガトロン以上に凶悪な“フォールン”を擁するものだった……。
前作のトランスフォーマーを観た時の衝撃は未だに忘れられないが相変わらず面白い。前作でもトレーラーでこんなに見せて大丈夫なのか?!と妙な不安にかられたが、今回も良い意味でそれを裏切ってくれる。正にお祭りの2時間半だ。映画館で見るべき映画とはこのことだろう。
前作と異なる点は、笑えるシーンが更に増えたところと、キャラクターのディベロップが良くなったところ。各キャラの性格が出ているシーンが笑いや涙を誘う。
結局は米軍最強伝説は健在で正に世界の警察と言わんばかりの傍若無人っぷりを全開にだしてくれる。さすがマイケル・ベイ
前作より面白いとかどうかは別にして、この映画に1800円出すのがが惜しい人は何にお金を出すのだろうとさえ思えてくる。
DVDで見てはいけない。(おそらくDVDでも相当楽しめるが)
ひとつおすすめすると 席は後ろ目に座らないと変身や格闘シーンで何が起こっているか分からなくなる時があるので参考までに
期待を裏切らない今年一番のおすすめ映画だ。
おすすめ映画批評.comの採点・・・90点
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ストーリー:惨殺死体が発見され、新人女性刑事・内海(柴咲コウ)は先輩と事件の捜査に乗り出す。捜査を進めていくうちに、被害者の元妻の隣人である石神(堤真一)が、ガリレオこと物理学者・湯川(福山雅治)の大学時代の友人であることが判明。内海から事件の相談を受けた湯川は、石神が事件の裏にいるのではないかと推理するが……。
人気テレビドラマのガリレオが映画になった。といってもテレビドラマは見たことがないのだが、はっきりいえばテレビドラマに毛の生えたようなものだ。
花岡靖子(松雪泰子)と娘はがひょんなことから元夫を殺してしまった。どうしようと焦りまくっている時に、隣人の数学教師石神(堤真一)が訪ねてくるというところから話が始まる。
この隣人の石神を堤真一では全く成立しない。もっとキモっっていう人でなければ作品全体の説得力がない。だって堤真一だもん。
これが日本映画、特にドラマからの映画化という感じがする。映画関係者の皆様はさぞ悩んだでしょう。しかしストーリーが良いだけに、これでは本当に作品が勿体ない。山のシーンにそんなロングショット使うならほかに金使えよと思ってしまう。
原作を読みたい人は読んだ方が良い。読んだ人は見ない方が良い。
本なんか読まね〜という人は見てみると良い。
容疑者Xの献身てよく聞くからどんな話か知りたいけど今更本を読むのはちょっと・・・
という人にはおすすめだ。
おすすめ映画批評.comの採点・・・50点
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ストーリー:1993年、何事にもきちょうめんな妻の翔子(木村多江)と法廷画家の夫カナオ(リリー・フランキー)は、子どもを授かった幸せをかみしめていた。どこにでもいるような幸せな夫婦だったが、あるとき子どもを亡くしてしまい、その悲しみから翔子は心を病んでしまう。そんな翔子をカナオは温かく支え続け、2人の生活は少しずつ平穏を取り戻してゆく。
性格の違う夫婦が悲劇に見舞われる。悲しみに打ちひしがれ、ぼろぼろになりながらも肩寄せ合い歩いていく夫婦の物語。映画全体を通して、会話やシーンが本当に日常のひとコマひとコマを切り取ったかのように感じられるれ非常に自然体の台詞や演技が光っている。自然だからこそ笑えるシーンも数多くある。
映画全体は90年代の世相を表す事件の法廷のシーンと日常が交互に入るのだが、このコントラストが観客を引き込み、飽きさせない。
世の中はどんどん暗くなっていく中、夫婦はどういった答えをだし生きていくのか。内容としては重いが見ている側にそれを押し付けない作りになっており、20代後半より上の女性には本当に涙させられる映画かもしれない。
夫婦で見に行くことをおすすめする。
おすすめ映画批評.comの採点・・・75点
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ストーリー:直貴(山田孝之)の兄(玉山鉄二)は、弟の学費欲しさに盗みに入った屋敷で誤って人を殺し服役中だった。大学進学もあきらめ、工場で働く直貴の夢は幼なじみの祐輔(尾上寛之)とお笑いでプロになることだったが、毎月刑務所から届く兄の手紙が彼を現実に引き戻す。そんな彼を食堂で働く由美子(沢尻エリカ)が見ていて……。
東野圭吾作の小説が原作となっている映画だが、知名度としては『容疑者Xの献身』始めほかの作品に比べると低いという印象だった。小説としての原作の出来が非常に良いという印象だったので、複雑な気持ちで映画を観たが、案の定という感じだった。
簡単にいうと犯罪者の兄を持った主人公が、偏見や差別とどう生きていくかという話なのだが、登場人物が、山田孝之、沢尻エリカ、玉山鉄二となるとどうも感情移入できない。
話としては良くできているのだが、静かなストーリーの中で余韻や間を楽しむはずの作品という感じがするので、映画として見るには物足りなさを感じてしまう。小説をなんでも映画にすれば良いというわけではない典型例かもしれない。
全体を通してそれなりに楽しめるし、俳優陣の演技も見事だ。特にこの作品の為に頭を丸めた玉山鉄二のあるシーンには涙を誘われる。しかし、映画として観ると、物語全体の良さが伝わりにくかった感は否めない。
観るのであれば小説を読んだ方が楽しめることは間違いない。
映画批評.comの採点・・・55点
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ストーリー:「国家繁栄維持法」で千人に一人の確率で選ばれた18歳から24歳の若者の命が奪われる世界で、厚生保健省の国家公務員・藤本賢吾(松田翔太)は、死亡予告証、通称“逝紙(イキガミ)”を死亡者に配達する仕事をしていた。しかし、死亡する人間の最期の輝きを目の当たりにした彼は、説明しがたい葛藤(かっとう)に苦しみ始める。(シネマトゥデイ)
最近は原作モノとくにマンガの原作モノが多い映画業界だが、原作を越えることは難しい。映画を観終わった後決まって「原作の方が良かった〜」なんて言葉を耳にするがそんなことは当たり前だ。
ストーリー:CIAの機密情報が書き込まれた1枚のCD-ROMを、勤務先のフィットネスセンターで拾ったチャド(ブラッド・ピット)とリンダ(フランシス・マクドーマンド)。そのころ、元CIA諜報員のオズボーン(ジョン・マルコヴィッチ)は、機密情報の紛失にうろたえていた。一方、オズボーンの妻ケイティ(ティルダ・スウィントン)は、財務省連邦保安官ハリー(ジョージ・クルーニー)と不倫中で……。(シネマトゥデイ)
ストーリー:妻に先立たれ、息子たちとも疎遠な元軍人のウォルト(クリント・イーストウッド)は、自動車工の仕事を引退して以来単調な生活を送っていた。そんなある日、愛車グラン・トリノが盗まれそうになったことをきっかけに、アジア系移民の少年タオ(ビー・ヴァン)と知り合う。やがて二人の間に芽生えた友情は、それぞれの人生を大きく変えていく。(シネマトゥデイ)
クリント・イーストウッド監督作品は期待を裏切られることもあるのだが、グラン・トリノは傑作と言えるだろう。かつてアメリカを支えてきた朝鮮戦争から帰還した老人は家族から疎んじられるやっかいな年寄になり下がってしまったという設定なわけだが、正しく現代のアメリカを象徴している。
人種しかり、職業しかり、セリフやシーンの節々にも時代の流れ、ある意味古きアメリカが感じられ、それをイーストウッドがやることに哀愁というか非常に意味深く感じる。
ストーリー自体はシンプルで特に際立ったものはないが、見ていて笑えるところも多く、心の中をくすぐられるような味わい深い映画で、筋がどうというか感じる映画。
おすすめ映画批評.comの採点・・・80点
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テレビ番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、賞金を獲得したジャマール(デヴ・パテル)だったが、インドのスラム街で育った少年が正解を知るはずがないと不正を疑われ逮捕される。ジャマールになぜこれほどの知識があり、この番組に出演するに至ったのか。警察の尋問によって、真実が明らかになっていく。(シネマトゥデイ)
ルクセンブルクに拠点を置く国際銀行、IBBC。この銀行の不審な取引情報をつかんだインターポール捜査官のサリンジャー(クライヴ・オーウェン)とニューヨーク検事局のエラ(ナオミ・ワッツ)は本格的な捜査に乗り出すが、核心に迫ろうとするたびに関係者が消されてしまい……。(シネマトゥデイ)
リーマンショックに始まる100年に一度の金融危機を基に金融と政治の裏側を描いた作品と思いきや、実際はほとんど関係ないと考えた方がよい。何でこんな邦題をつけるのかと小手先のプロモーションにがっくりくるが、アクションサスペンスとしてはなかなか骨太の作品だ。
モデルとなった国際商業信用銀行(BCCI)は、かつて経営破綻した発展途上国向けのメガバンクの存在意義や役割というものが作品中で明らかになるのだが、庶民にとっては恐ろしい話だ。
少し世界金融の知識があると尚楽しめるが、基本的に作品中で説明してくれるので、非常に親切設計な映画となっている。
銃撃戦などのシーンも非常に見ごたえがあり、ストーリーとアクションシーンのバランスの取れている作品は最近では珍しいと思う。
彼女とのデートでも見られる様なエンターテイメント性の高い作品。
おすすめ映画批評.comの採点は・・・75点
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